海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

3万円学習

その日は来るべくして やって来ましたパートを始めて数年経った頃です毎年、盆正月には 猿夫の郷に2~3日帰省するのですが その際には 高級目の食材を買い、私が料理人となって向こうの舅・姑にも 御馳走を振る舞いますその年は勇気を出して私は行かない、と…

重箱の隅

猿夫は私の母に似ていました 人の欠点を見つけるのが上手です悪い箇所を指摘して、手直しすると良くなる そんな考えだったのでしょう 毎日ではありませんが、猿夫の不満は時々私に向けられました「皆の家は子供が多くても もっと綺麗にしている疲れて帰って…

体力

たかがパート されどパート今まで狭い家庭内で閉じこもっていた育児時期と違い一旦 外に出ると 世間の事が見えて来ます世の中には 自分の趣味を楽しむ主婦や 夜、お酒を飲みに外出する主婦もいる事を知りびっくりしました私は スポーツクラブに入り交流も広…

相対的貧困

次男が小学校に上がり、少し時間的余裕が出来ると私は パートを始めました朝9時~夕方5時まで今考えると・・次男は2時頃 学校から帰って来ます 間もなく 小3長男が帰り、小6長女もそのうち 帰りますが三人の子供だけで、夕方まで家の中で留守番です奇跡だっ…

喧嘩する勇気

私の短所は「内気」でも「消極的」でもなく『ノー』を言えない臆病さだと思います今でもそうですが私は『ノー』が言えません 相手の主張に応じられない時 即座に、且つ 順序立てて反論する能力に欠けています喧嘩をするには それなりの実力・エネルギーが要…

揃わない足並み

「勉強しなさい」これほど嫌な言葉はありません親にされてイヤだった事は心して 子供達には連鎖させない様、 私は気を付けました 今から思うと ただ怠慢だっただけかも分かりません私は子供達に、勉強も強いず、習い事も勧めず塾にも行かせませんでした自分…

「親は子供に片想い」

何故 あんな心境になるのか今でも分かりません「早く 蚊取り線香 点けなさい」「早く お皿 片付けなさい」「早く 制服 着替えなさい」 「早く 雨戸 閉めなさい」「早く お風呂に入りなさい」母は一挙手一投足、 先手 先手を打って叱責して来ましたピッタリ今…

反省

今更ですが折角 五体満足な三人の子供に恵まれたのになぜ もっと子育てを楽しまなかったのか悔やみますテレビも買うべきでした便利な子守り道具になる様な物があれば もっと積極的に利用すべきだった と思います四角四面に 教本通りに 頑張らず家事も、猿夫…

長所が致命傷

私の小学校時代では毎年 担任教師が各生徒の実態を掴むため 受け持ちクラスが決まって間もない頃に「家庭調査票」を配布&回収していました 住所・氏名・生年月日・家族構成、諸々・・・父が記入していましたが項目の中に「本人の長所・短所」を記入する欄が…

【何もしていない】

猿夫が 私に言った言葉ですまだ次男に母乳を飲ませていた頃でした長女は幼稚園、長男は三歳児ですそれは別に怒っている時でもなく 何気なく、 むしろ 羨望さえ含んでいる雰囲気がありました「お前は家で気楽だな。お前は家で何もしていない」そう言われれば…

反面教師

猿夫の 驚くほどの手前勝手はさておいて・・私は 過去の自分の成育歴を鑑みて三人の育児に関して 以下の事項に留意しました ・「人生=苦行」と思わせる様な育て方はしない事(親の価値観は そのまま子供に擦り込まれてしまいます私の母はいつも辛そうな顔を…

「親は無くとも子は育つ」

猿夫の言葉です次男が生まれて 三歳の誕生日を迎えるまで・・幼い兄弟を育てる際に 気を付けなければならない点は まず、上の子の方を優先させる事です下に赤ちゃんが生まれた場合親が、赤ちゃんばかりに手を取られると上の子は嫉妬して、赤ちゃんを可愛がら…

一姫二太郎

普段 よく風邪を引く私でしたがまだ 若い体力が残っていたのでしょう三番目の次男が生まれたのは死産してから 約一年後のことでした 長女:五歳、長男:三歳 でした私は人より遅れて、乳飲み子抱いて幼稚園の説明を個別に受けて長女を入園させたのを覚えてい…

理想の妻像

三人目を死産した後 私の体調は優れませんでした長女が四歳、長男が二歳の頃です腰が痛くて、 特に起床時 臀部から太腿の側面にかけてしびれる様な痛みが走り動き出すまで なかなかの時間が掛かったので前夜の内に あくる朝の食事を見繕っておいて猿夫には …

子供の為の兄弟作り

私は 子供は嫌いですですが、当時の教本には一人っ子のデメリットが強調されていました・我が儘な人間に育つ・社会性に欠ける大人になる(嘘です。私は、兄弟三人ですが 自身は身勝手で 今 全く社会性は無いです)なので 結婚前から「子供は三人生む」と決め…

子連れバイトと《親孝行》

はたして あれが本当に親孝行になっていたのか如何か今でも分かりません長女が一歳になるかならぬか の頃私は元の職場の人に請われて 赤ちゃん連れで3~4時間のアルバイトに行っていました結婚の遅かった私の姉が他府県に嫁ぎ父が実家で独り暮らしになった時…

親孝行

猿夫は常に「親孝行するべき」と考えていた様です私の実家のテレビが古ぼけているのを見て「もっとカラーの綺麗ないい奴を買ってやれよ。 オヤジさん 可哀そうだよ」と言いました猿夫の月収では 純生活費を賄うだけで精一杯です(非課税世帯でした)私は自分…

賞味期限:三年

周りに助っ人が居ないまま私は 仕事を辞めて初めての育児に孤軍奮闘しました子供好きと言っていた猿夫は 育児には不参加でした 離乳食を与える頃、教本にはこんな記事が書かれていました《偏食の無い子に育てる為に》人間が美味しい と感じるのは その味に慣…

国民の義務?

四角四面な父の教えで育った私は子供を生み育てるのは 国民の義務だと思い込んでいました正直なところ私は 今でも赤ちゃんを見ても可愛いとは思いませんし子供も嫌いです責務感から 第一子を儲けました同じ頃、貧アパートでは子育ては無理なので住宅ローンを…

夫に期待してはいけない事

新聞で読んだのか、本で読んだのか深くは覚えていません「自分の夫と 自分の父親とを比較して 見てはいけません。 何故ならば 父親の方が人生経験が豊富なので優れていて当たり前なのです。同じ事を夫に対して要求してはいけません」大正生まれの私の父は、 …

大きな過ち

結婚時のタブーは『相手に期待する事』です私達は 二人とも 最初から大きな失敗を犯していました猿夫:「海がどんな料理を出してくれるか 楽しみだった」 私:「今まで 色んな料理を食べた経験がなさそうだからどんな料理でも喜んでくれる筈」二人とも 相手…

新妻財務省

薄給の猿夫でしたが、給料袋はそのまま私に渡してくれました私は 一人分の給料を丸ごと貯蓄に廻し質素な生活に甘んじていました 唯、生命保険のセールスレディや 郵便局の営業マンが猿夫の同郷の学徒、と言うよしみで断れない様子だったので保険料や積み立て…

苦労教

貧しさ=苦労=徳 と考えるなら猿夫も その母親も 苦労を有り難がっていました姑は 自分達の収入が低いが為に 猿夫に教育をつけられず、小遣いもろくに与えられなかった昔を可哀相だった と懐古すると同時に【苦労=善】と考え「猿夫も、苦労させたワタシら…

新妻教育

新聞で読んだのか、本で読んだのか深くは覚えていません「男は自分の母親の様な女性を 妻に求める」 私は、猿家を訪ねた際には 姑の行動をつぶさに観察していましたお手本にしなければなりません農村の色 濃く、 多くの食器が溢れていましたが縁の欠けた御飯…

ボスになりたかった猿夫

アパートの風呂はステンレス製のバスタブでした「風呂は熱い内に洗え」猿夫の使用している道着は 合気道で使う様な柔らかい布では無く 繊維が硬く 密に詰まっていて洗濯して干す時は 私の手には負いかねました「洗濯物を干す時はきっちり叩いて干せ」村から…

猿知恵

新婚当時は、二人はやはり世間知らず でした似たもの夫婦だったと思います唯、 私は 己の未熟さを自覚していましたが 猿夫は 外回りをしていた自負もあり、 ある程度の自信(傲慢)もあったのでしょう自覚は無い様でした貧アパートの大家は 私達が婚約中だっ…

風変わりなデートコース

猿夫がリードしたデートは独特のスタイルがありました彼奴は 体よく言えば営業職、詰まるところは 御用聞き でした 猿夫は 私を、仕事の昼食時に利用する一膳飯屋や 通り沿いの安いうどん店・お握り屋そして いつも 昼寝休憩する河原へ 連れて行き、私は、一…

自分の常識は他人の非常識

これ ホントです私の生家では「おはよう」「おやすみ」「行って来ます~」「行ってらっしゃい」 「ただいま~」「あ、お帰り」「イタダキます」「ご馳走さまでした」日常的な挨拶が当り前でしたでも、 猿夫の家族には それらが 全く無く何時とはなしに 起き…

危険な一目惚れ

街の青少年育成会館の武道教室で 師範代役として教壇に立った 猿夫を初めて見た時❤この人だ❤と思いました中肉中背、 風貌は 田中邦衛の感じです(ブサイク)黒帯三段の指導ぶりは どちらかと言えば上手な方だったと思います当時 私は職場で失敗して とても心…

神は乗り越えられない試練は与えない

嘘です 治らない病気・後遺症の残る病気 あります精神的に立ち直れなくなる事も多々あります 私は認知症の父の世話と 同じ頃 ダブって 精神を患った長女を一人で面倒みて 体調を崩しました猿夫との仲違いが無かったら 長女の病気の早期発見は可能だったと思…