海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

猿知恵

新婚当時は、二人はやはり世間知らず でした
似たもの夫婦だったと思います

唯、 私は 己の未熟さを自覚していましたが

猿夫は 外回りをしていた自負もあり、 ある程度の自信(傲慢)もあったのでしょう
自覚は無い様でした

貧アパートの大家は 私達が婚約中だった ある日
相変わらずの様に 二人してリビングにお邪魔している私達に
「海ちゃんは お嬢様育ちで 世間知らずだから
猿夫、お前 出来るだけ田舎の親元に海ちゃんを連れて行って 物事を教えてやればいいよ」
と言いました

猿に知恵をつけました

私は 何しろ 父の教え通り 素直に育っています
花嫁の白無垢は その為の白です

婚家の色に染まらなければなりません


私達は、 ゴールデンウイークには 田植えの手伝い
盆休みは  祭事の御勤め・村の親戚接待
彼岸は  墓参りと 畑の収穫の手伝い
正月は  祭事の御勤め・村の親戚挨拶・・等

きめ細やかに 猿夫の実家を訪ね、色々な 猿家の〇宗の祭りごとを習いました
(全部、身についていません)

そんな中で判った事
舅「あそこ(親戚)に 去年 赤子が生まれたけど
ついてるモンが付いてないから 値打ち無いわな」
舅「家の先祖は武士であるのは確かだ。残ってる物から見て分かる」
舅「海ちゃん宅の宗派は〇〇かな?《もんと物知らず》と言って、オトゥはんは何も知らんワ」


【実るほど頭を垂れる稲穂かな】

アタリです

私は 財も学も無い猿家が ピンと頭を上げているのを見ました