私の姉達は 多分「優等生」でした
ともかく…いつも私は「お姉ちゃん達は成績良くて、活発なのに・・」
と言われていました
兄弟は他人の始まり とはよく言ったもので
幼い頃は 上二人が結束して私を虐めます
何もかも他人のせいにするわけではありませんが
私の成育歴は どんより淀んだ暗雲の中を思わせ
カウンセラーに解きほどかれるまでは 心に蓋をしたまま
長い年月を過ごしました
そうか…母親の笑顔が無かったから、暗い日々だったんだ
いつも叱られてばかりいたから、自分は悪い子だと思ってたんだ
だから 自分を安売りしてしまったんだ
姉達の「のろま~」「色黒」「ぐず」
そんな誹りが無かったら、きっと仕事でつまずく事態は起きなかったんだ
もっと早く 要らぬ呪縛に気付くべきだったんだ
もう手遅れと言えましょう
せめて 我が子達には世襲しないよう
心を配ったことだけでも、ひょっとしたら 私は優秀かも知れない
そう思います
さて、その優等生の姉は
やはり優秀です
舅・姑と同居の家に嫁いだ頃は 嫁としてこき使われたそうですが
今現在は 適度な病名を保持し、病院への送り迎えは勿論のこと
買い物・掃除・洗濯干し・庭手入れ・その他
見事に夫君をこき使っています
たとえ経済力のある男性であっても
「夫育て」は必要不可欠なのでしょう
姉は調教に成功し、私は猿夫を調教出来ませんでした