今現在は苦手ながらも 娘の豹や長男ライオンの為に
一日一食だけ手作り料理に精出していますが
十年余り前、まだ豹の病名が判らなかった時
二年も引き籠ってニート生活を続ける娘に 腹を立て
毎食の料理作りを止めてしまった時期がありました
…いえ、止めると言うよりも
出来なくなった、と表現する方が当たっているかも知れません
傍に何もしないで 口を開けて待っている豹の姿が
猿夫の姿とダブって見え
私の料理に 逐一駄目出しをした猿夫の
その難癖の一言一句が 鮮明に頭によみがえり
沸々と憎しみが込み上がって、調理出来ない期間が約八年続きました
(尚、それは今でも現在進行形で、夕食は作っていません)
第一 私はグルメを知りません
何が美味しいか 何が不味いのか 経験が無いのです
〈もう過去のこと〉頭では解かっていても
感情では まだまだ未処理なのです
ところが…2~3年前、エイトイレブンで買った「お好み焼き」・・
キャベツの芯を小麦粉で固め 濃厚なソースで
材質の粗悪さをごまかしている、そんな感じでした
コンビニの商品開発には
多くの時間と多くの人材を費やす と聞いています
私はその粗末な「お好み焼き」を食し
いやいや、誰かが冗談で「コレがお好み焼きと言われる物」と作り、
開発部員が 信じ込んでしまったのじゃないか?
と思いました
私の反骨心が芽生えます
↑これで昼ご飯 一食です
美味しい「お好み焼き」は、
以前のパート先の料理人に教わりました
猿夫と暮らしていると「こんな妙なモノ、飯じゃない!」不可能な献立です
今は 誰も文句を言いません
むしろ ライオンの好きな「お好み焼き」です
丸い方を 豹と二人で食べ、四角い方は
商いの手伝いが終わると、そそくさと
ライオンのアパートに置いて来るのです♪