海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

プチトマト

小さなプチトマト、おかずに添える分として よく使います

産地によって 美味しいのと 水っぽいの

しっかり頭に叩き込んで 買い物上手になろう

分かりやすい様に 橙色のプチトマトと赤いプチトマトの二種類を買いました

徳島産と和歌山産だったと思います 

袋に産地が明記されています

 

二つを食べ比べ 赤い方が甘味が強くて美味しかったです

 

しかし…

 

はて? この赤いトマトは どっちの袋に入っていたんだろう?

 

それぞれの幸福感

最近は興味のそそられるまま、様々な動画を観ています

身近な問題、「ゴミ屋敷」遺品整理

 

年々、歯が悪くなり、喉の炎症も治らず、人並み以上の白内障の進み

運動不足の下半身にどっぷりの脂肪

あまり健康的な暮らしぶりではない今、自分はいつまで生きられるのだろう?

押し入れには、内職用の資材がまだ ぎっしり詰まっています

今、自分が動けなくなったら困るのは子供達

 

猿夫の拾い癖も気に掛かり、熱心に観るのは遺品整理の動画です

 

そう言えば、実家の片付けも半年掛かったっけ…

・盆暮れの付け届けにもらった新品の下着セット

・サラリーマン向けの紳士用靴下

・涼し気な夏用肌布団、シーツ、

・婦人用皮ハンドバッグ

全部、全部 使わずに大事にしまい込んでいた両親

押し入れにびっしり詰められた それらの箱を一つ一つ開けてみると

らくだの肌着は虫が食い、シーツ類は変色し シミがつき、

靴下のゴムは伸びきり、バッグ類にはカビが蔓延り…使い物にならない

自分達は薄っぺらな衣類を着て、始末に始末をかさね

大事に残していた 大量の品々

数十年の月日は残酷な結果を残していました

 

袋に入る不用品は ゴミの日に、実家の近く・自分の住まいのゴミ置き場等の2、3ヵ所で2~3袋ずつ処分し

タンスや食器棚、ソファーやベッドは毎週粗大ゴミに申し込み

運び出しは豹やライオンに手伝ってもらっていた…

そうやって、来る日も来る日も ゴミ出し作業を続け

最初は 汗の噴き出る季節だったのに

やっと家が空になったのは、拭き掃除しても汗の流れない寒い冬

今 思えば50~60万円分の働きだったように思います

 

動画を観る中で、変に納得できる説明がありました

「人間は場所が空いていると物を置きたくなります。物に囲まれていると幸福感を感じます。でも・・・」

ああ、そうか!

猿夫はとにかく「物」が好きなようです

田舎へ帰省する途中、車道に大き目の袋が落ちていた事がありました

おい、なんか落ちてるぞ、拾え、と私に指示します

とりたてて高価そうでもない紫の布袋、しかたなく車を停めて拾いましたが

中に何が入っていたのか覚えていません、ただ猿夫のいじましい気質が記憶に残りました

 

猿夫も、物品に囲まれることに幸福感を感じるタイプかもわかりません

古巣の方は次第に物が増えています

私の方が猿夫より長生き出来れば サッサと遺品整理も出来るでしょうが

こればかりは分かりません

こちらが先に逝けば 子供達に大きな負担を掛けるでしょう

うんざりした親の遺品整理は、子供には そんな目に合わせたくないイヤな経験です

せめてこちらの住まいだけでもこざっぱりしておきたい

毎日 一つずつ引き出しを整理しています

 

 

長い年月

繰り返し同じ愚痴を言ってるので

過去記事と被るかも知れませんが・・

 

「こんな一枚板の扉は今は売っていないから」

「何か作ろうとしたら 思ったよりも木材が要るから」

猿夫は そのセリフと共に、リフォームする友人・知人宅から

廃材となった板・柱をもらい受け、せっせと自宅に運び込みます

余ったベニヤ板・コンパネ・トタン板なども後生大事に、敷地内に

シートをかぶせ保管していました

坪数で言えば4~5坪の面積です

でも…資材は増えるばかりで、何年経っても、一向に 

それらを使って棚を作ったり、勉強机を作ったりする気配はありませんでした

 

一方、住宅ローンは家計を圧迫していました

やり繰りするには贅沢は禁物です

家族旅行などの娯楽は一切無し、外食も無し

日付の古い割引き食材でおかずを作り、拾ってきた端パンを朝食にします

ひたすら家事・育児・仕事にあけくれます

 

《あんな廃材を置く為に 一坪数十万の土地を買ったんじゃない

それなら最初から4~5坪減らして 何も置かない方が

家計は助かるのに》

私の不満の炎は小さく燻り続けていました

 

あれから四十年

今、大事にシートをかぶせていた木材は腐敗し、トタン板も老朽化し、

やっと猿夫が

庭に置いていた物は 実は粗大ゴミだったと言う現実に気付くのに

長い年月が掛かりました