海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

チクチクと痛むこと

私の姉は テーブルの片隅に亡き母の写真をかざっています

もうひとり 上の姉も小さな祭壇をもうけ 花と線香で弔っています

 

姉達も私と同じように ガミガミと叱られて育った筈なのに

なぜ祭壇を祭る気になるのか、私には その気が知れません

私はいくら考えても、母恋しの心境にはならないのです

 

もし 死者に霊魂があって どこかで再会出来ますよ とか言われたら

いやいや それだけはやめて もう叱られるのはうんざり

え? あの世で会えるって?、いや 冗談じゃない、遠慮したい

もう叱られるのはイヤ、御免こうむりたい

そんな心境です

 

私は愛を知らない人間なのではないだろうか

ずっと 思っています

友達と言えば たったひとり 

それも年賀状で生存確認をするだけのお付き合いです

私は、はたして彼女に愛情を持っていると言えるのだろうか?甚だ疑問です

 

だから 普段の私の

子供達に対する思いが はたして愛情と言えるシロモノなのかどうか

自信がありません

 

孫のピューマ君が遊びにやって来ても

つきっきりでお相手するでもなく、隙あらばPCを開いてネットサーフィンします

孫は目に入れても痛くないほど可愛い と言われてますが

私には それほどの強い愛情は無いようです

息子の虎が、明日の夕ご飯は外で食べるから、と言うと

手抜きが出来るので ホッとします

 

そんなこんなで 「愛」を論じている人を見ると

まるで 自分が責められているようで 心がチクチク痛みます

 

でも 先日、とあるYouTuberが

「親に愛されない子供もいる、それは事実だ」と言っているのを聞いて

少し 安心しました

彼らには悪いけれど、それも致し方ないこと、あきらめてもらおう

 

力足らずだったかも分からないけれど、それでも私は

母を反面教師に、自分が味わったような嫌な思いをさせまいと

子供時代を楽しく過ごせるよう細心の注意を払い

親として最低限やって欲しかったこと、歯の手入れ、

それを遂行することで、精いっぱいだったのですから

 

解けた数式

長年の謎が解けました

もう遥か昔、

過去記事にも綴っていますが

 

我が母親、私が「さて、窓を開けようかな」「ぼつぼつお風呂に入ろうかな」「宿題を先にやろうかな」と考えた時

その瞬時を狙った様に、「早く雨戸を開けなさい!」「早く お風呂入りなさい!」「早く宿題しなさい!」

 

とたんにヤル気が失せました

 

  なぜあんな嫌な気分になるのだろう?

  母親は正当な命令を出しているのだから、

  それを忌み嫌う私の方が根性が悪いのか…

 

何十年も自己嫌悪していました

 

最近はYouTubeを楽しんでいるワタシ

とある配信者が「心理的リアクタンス」について 語っていました

 

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人は自分の行動や選択を自分自身で決めたい


人は生まれながらにして「自分の行動を自分で選択したい」という欲求を持っている。
学生の頃、宿題をしようと思っていたところに母親から「早く宿題をやりなさい」と言われたことで宿題のやる気を失った経験がないだろうか。

自分から進んで宿題をやろうとしていたが、自分の行動を他人に決められたことで「選択の自由が奪われた」と感じ、反発する態度を取ってしまう「心理的リアクタンス」の例である。例え、相手の指示と自分の予定していた行動が同一のものでも、また、例え相手の指示に従うほうがメリットが多くても、心理的リアクタンスは生じる。

ー-------

 

これだったんだ!

母に自分の行動を指図されて、

自由を奪われた感じがして、だから、めっちゃムカついたんだ

私の感情は正常、且つ 真っ当なものだったんだ

 

もう少し早く知っていれば、今、常に抱いている自責の念も

少しはマシになっていたかも知れないのに…

と、相変わらず「タラレバ物語」は続きます

 

一つの事をすると一つの事を忘れる

少しの懸念が存在するまま

現在、順調に毎日B型作業所に勤める娘の豹

根が真面目人間なので 休まずたゆまず 仕事に行きます

ヘルパーさんが居宅サービス出来るのは 障害者本人が在宅時のみです

残念にも 週二の買い物サービスが週一に減りました

 

さて 必然的に買い物をしなければならなくなったワタシ

午前中に自宅の炊飯器に米を仕掛け、、この電気炊飯器、

十年前の製品なので悲しいかなタイマーが壊れています

古巣の事務所で商いしながら、夕刻、頃合いを見計らって、豹に

「炊飯器のスイッチをONにして」とラインを入れるつもりでした

 

夕刻、事務所を出て近所のスーパーに寄るには急がなければいけません

道路が混むのです

必死こいて、、定刻に出発できる様、書類を片付けて、目薬をさして

窓の日除け用の段ボール紙を取り除き、照明・エアコン、扇風機のスイッチを切り

服を着替えて、ソレッ!と飛び出します

 

道路が混雑始める前になんとかスーパーの駐車場に到着出来た時

気を利かせた豹の方からラインが入りました

「炊飯器のスイッチ入れておけばいいの?」

私「あッ!、ラインするの忘れてた!」

 

一つの事に気を取られると、一つの事を忘れてしまいます

 

痛ましい事件でした

三歳の女児が夏の通園バスに取り残された悲劇

七十代の園長は「一つのことに注意が向くと 一つのことを忘れてしまう」

バス送迎の後 どこかの病院へ行く予定で 時間を気にしていたとか・・

多分、正直なところだったのでしょう

でも、口に出してはならない禁句でした