末っ子 虎が家出して…
即日、お嫁さんのお父さんから、
離婚協議書には〈特別な費用を要する場合は 話し合いをする〉と書いてあるにも関わらず、
「養育費三万じゃ納得出来ない!<`ヘ´>
大学進学費用を全てこちらに押し付ける気か!?(; ・`д・´)」
と御立腹の電話が掛かってきてから 約一ヵ月が経ちます
中卒の学歴の人が
全て猿夫のような生活、猿夫のような思考をするとは限らない、とは思いますが…
優秀な高学歴の人が たまたま首都圏での就職先で挫折し
故郷に舞い戻り、自分と似たような業種に就いているのを見て
猿夫は、十把一絡げに「大学なんか何の役にも立たない」と言い切ります
「親はなくとも子は育つ」
そう言い放って 子守りもしませんでした
私に口うるさく指図したのも
「叩けば叩くほど いい職人が出来るから」
と 手前勝手な解釈をしました
無学ゆえ、行政手続きの出来ない猿夫は
銀行マンに、年金受給の申請を全て任せ
口座に振り込まれた年金を、全額 銀行の投資信託に吸い上げられています
また、生命保険の入院給付金請求も出来なかった猿夫は
生保レディにすべて頼り、案の定 彼女に勧められるまま
数口もの保険に入り、月に10万を越す保険料を払い続けています
さて
末っ子 虎のお嫁さん、チータさんは
難関私大を卒業後、確かに首都の職場では頓挫してしまいましたが
故郷に戻った後、虎と結婚してから数年後には
コツコツ勉強を重ね
みごと、地元の優良企業に中途採用されたそうです
競争率数倍でも 彼女の高学歴が功を奏したと思われます
あと4~5年もすれば 虎の年収を軽く越すでしょう
虎の方は現在 高卒の学歴のまま介護職ですが
人手不足の為 残業しても、施設長の無言の圧力のもと
残業として記帳出来ない模様です
おそらくサービス残業は 一ヵ月数十時間に及ぶと思います
私は常々、知識は大事 と考えています
今回、チータさんのお父さんからお叱りを受け
数冊の育児書を読んで勉強しました
我が子三人を育てる時は、体力的にも 経済的にも余裕が無かったので
満足な子育ては出来なかったのですが
現在四歳の孫 ピューマ君には、ゆったり孫育てが出来る自信がつきました
今度、チータさんのお父さんから、電話なり 来訪なりがあれば
何時でも対応できます
「おとうさん、私も本当に学問は必要だと思います!
僅か数冊ですが 育児書を読んで勉強しました
是非、是非、ピューマ君を私に任せて下さい!」