海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

百歳未満のすずめ

私の場合は「決断」と言うよりも「あきらめ」
「迷い」と言うよりも「あらがい」
と表現した方が合っていると思います。

 

 

物心つく頃から、もう その価値観の元で、
その生き方のレールの上に置かれていました。

「お姉ちゃん二人は あんなにしっかりしているのに」
「お姉ちゃんは 二人とも成績いいのに」

私は幼い頃から
人と比較し、競争する生き方を刷り込まれました。

その元で いつも言われるのです。
「お姉ちゃん二人は優秀なんだから」と

つまり、陰に陽に アナタは駄目な子ね
と言われて育ったのです。
❝駄目な子❞と言われて大きくなれば
劣等感の固まりになります。

たとえ相手に勝る箇所があっても 劣る箇所が必ずあります。
足るを知りません。

幾度となく、人は人 自分は自分
と比較しない様、 抗い もがきました。

でも・・《雀百まで踊り忘れず》です。

私は マンションの7階に住んでいます。
1階エレベーターで乗り合わせた人が、6階以下のボタンを押すと 優越感に浸り、
8階以上のボタンを押すと劣等感を感じます。

そうなんです。
私は実にちっぽけな人間なのです。


もう一つ、最近 腑に落ちた言葉がありました。

私の母は 多分 せっかちだったのでしょう、
常に 私に対して「早くしなさい!」「あれ しなさい!、これ しなさい!」
と叱ってばかりいました。

幼い頃から叱られて育った子は、
自分はお母さんを怒らせる悪い子だと思ってしまい
自分で自分の事が嫌いな人間になる、
と言う内容でした。

自分で自分を愛せない人が、人を愛せる筈もありません。

私は精神障害の娘を抱えています。

よく、障害児を抱えた母親が「この子が居たからこそ愛を知った」
「この子で良かった」とおっしゃっていますが
私は そうは言えません。
やはり 健常者でいて欲しかったです。

多分 人を愛せないからだと思います。


最近、ブログを綴り始めました。
他人の投稿を覗くと、勉強になる内容で読者が大勢いるブロガー、
取り留めの無い雑談系の内容で、投稿数の多い割には読者の少ないブロガーがおられます。

私は俄然 競争心を燃やし、 あちこちに自分の足跡を残して
読者が増えたら悦に入るのです。

私のブログ内容と言えば、
その辺に転がっている主婦の愚痴噺です。

頭の悪いのを根性の汚さでカバーしたような男と結婚し
どんな いけ好かない結婚生活を送って 別居に到り、
今はどんな暮らしをしているか
、の話しでしかありません。

そうなんです。
私は実につまらない人間なんです。
諦めました。


今日も私は パソコンの前に座り込んで
身体能力の衰えを苦にしつつ  ブログに賭けています。

今までの、70年近くの人生の物語りを書いて 読者を増やす事、
そして 自分の自己顕示欲を満たす事を。