海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

「少年A」この子を生んで・・・

先日 テレビでふと観た番組、25年前の「神戸連続児童殺傷事件」

被害者のお父さんが出ておられました

ああ、そう言えば そんな残酷な事件があったっけ・・・

よく見ると…

過去記事にも綴ったと思いますが

その年は 猿夫が「結婚二十周年」と言って、一つのホールケーキを買って来た時期でした

二十年間の『内助の功』に対する感謝の気持ちが

たった数千円のケーキ!?

もう何も言わなかったのですが・・・

 

当時と違って、今は幸いにして本を読む暇もあります

突如 興味を持ち出して、数冊の本を買い込みました

「絶歌」「少年A この子を生んで」「暗い森」「神戸小学生殺害事件の心理分析」「少年A矯正2500日全記録」「淳:土師守」

 

最初に届いたのがA少年の両親が書いた本でした

びっくりしました

少年Aの両親は、あまりにも子育てに無防備すぎる

ありふれた育児書に書いてある、親としてやってはいけない事

・下の子に気を取られて 上の子をないがしろにしてはいけない

・兄弟げんかに親は介入してはいけない

体罰は躾けの名を借りた虐待である

A少年の母親は 禁止事項を全部やっていたのです

しかも年子で三人出産するのは あまりにも無謀と思わざるを得ません

 

少年Aが愛に飢えたのは容易に想像できました

しかも厳しく躾けた?

幼児期から 母親に常に𠮟咤されたら、当然自分を愛せなくなります

自分を愛せない人が他人を愛せるわけがありません

(体感的にわかります)

 

そして父親の手記からも

「自分は嘘は嫌いです」、そう言いながら

A少年の弟二人を 世間の厳しい追及から守る為に偽装離婚します

お父さん、籍を切って苗字を変えるのはいいけれど、それも 立派な嘘ですからね

 

この親にしてこの子あり、酒鬼薔薇聖斗は生まれるべくして生まれた

そんな印象を受けました