海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

重箱の隅

猿夫は私の母に似ていました

人の欠点を見つけるのが上手です

悪い箇所を指摘して、手直しすると良くなる

そんな考えだったのでしょう

毎日ではありませんが、猿夫の不満は時々
私に向けられました

「皆の家は子供が多くても もっと綺麗にしている
疲れて帰って来るのに、家が汚かったら 余計 疲れる」

(今から思えば、その《皆》を具体的に問いただすべきでした
大抵の場合《皆》は 統計を取った結果ではありません)

「皆はもっと旦那さんに気を遣っている
お伺いを立てている」

(決定的男尊女卑の考えでした
君主として奉って欲しいのでしょう
この言葉を聞いた時は、多分 軌道修正は無理だろうな と思いました)

「お前の洗濯は まだ洗剤が残ったままだ
タオルを洗面器に浸けたら 白く濁ったぞ」

(後日、私は自分で試してみて・・
確かに一瞬は白く濁りましたが、しばらく時間をおくと
その白濁は消えました
どうやら 細かい気泡の様でした)

「子供らが家の手伝いをしないのは、お前が日頃 動かないからだ」

(子供達の目には いつも家事をするのは母親だけです
大人を見習っているだけなんです)


婚姻生活を始めてから13年ほど経っていたと思います

私の頭の中に、妙に記憶に残った話しがありました
新聞で読んだのか、ラジオで聴いたのか覚えていません

ある主婦が配偶者に
「お前は黙って家の事をしていればいい。嫌なら出て行け」と言われ
10年間、黙って家事を滞りなくこなすと共に パート勤めで貯金をし
10年後、その資金で家を買って出て行った

と言う話しです