離婚調停は不調に終わりましたが
別居は、形態としては 実質的な離婚です
私は 今度は5年後に また
調停を申し立てるつもりでいました
そんな別居を始めてから まもなく です
村の姑が急死した、と言う知らせを受けました
お風呂の湯船に沈んでいた、 との事
脳血管がどうのこうのと聞きました
私は 密かにホッと安堵したものです
恐ろしい復讐を考えていたのです
実行せずに済みました
猿夫が【お前は家で何もしていない】
あの言葉は 何年経っても忘れられません
以下は私の頭の中の構想です
やがては村の両親も躰が弱ってくるだろう
猿夫は こちらに呼び寄せるに違いない
私が 諸々の世話をする事、前提だ
その時こそ復讐のチャンスだ
舅・姑が弱って 具合が悪くなった時
見て見ぬふりをしてやろう
そして言ってやるのだ
「ねぇ、 猿夫さん いつも 言ってたじゃない?
《お前は家で何もしていない》《お前は身体を動かさない》って
ホントにそうね、私 って全く 何もしていないわ
でもね、ほら この通り
私が何もしなくても、三人の子供が成人して
こんな家も建ったわ
だから 大丈夫よ
私が何もしなくても お義母さんの病気くらい
治るわよ」
と