猿夫は1000万円通帳を私に見せた事で
取り敢えずは離婚から回避できた、と思ったのでしょう
少しずつ、これまでの猿夫の
姑の様な 意地クソ悪い要求について
アンケートを取る事が出来ました
私:「なぜ今まで、あんなに口うるさく文句を言ったの?」
猿夫:「叩けば叩くほど いい職人が出来るんだ」
私:「家族は、言うならば会社と同じで、自分は社長。 とするなら
社長たる者は給料を皆に出すんじゃないの?」
猿夫:「社長と言うのは ただ座って、皆を見ているだけだ
実際に しんどい思いをして、汗水たらして動いているのは従業員だ
金も従業員が儲けてきて用意するんだ
何もかも全部 従業員がやるんだ
社長は監視しているだけ」
(おそらく、自分の勤務先の社長だけが「社長」、と思っていたのでしょう・・・後年、 猿夫の勤務先は潰れました)
私:「本なんかは読まないの?」
猿夫:「本なんか読んだら 自分の考えがぐらつく」
もはや 手の施しようは無いと思いました
私は益々 離婚の決意を固めていくのですが
そんな猿夫では有りましたが
遅まきながら知識を得ている一面も ある事はありました
何処かで教えを説いている場所があり
其処で勉強した事を一つ教えてくれました
「自分に出来ない事(猿夫の場合は料理です)を他人に要求してはいけない、だって
いい勉強になった」と
黙って聞いておけばいいものを
私は思わず 「常識よ」と 余計な一言を言ってしまって
膝をピシャリと叩かれた事があります
傲慢かも知れませんが、当時の私の正直な気持ちです
《余りにも教養が無さ過ぎる・・・》