海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

1000万円通帳

猿夫とは仮面夫婦のまま・・
私のパート先は2~3ヶ所変わったものの
相変わらず 私は貯金に努め(今度は私名義です)

how-to離婚本を勉強し出したのは

婚姻20年近くの頃でした

当時、私は通帳・実印・年金手帳・生命保険証書等
重要書類を 全部 バッグに入れ込み
常に肌身離さず、就寝時も
ベッドの脇に置いて寝ていました

長女と長男は高校生、次男は中学生になっていました

ある夜、ふと目覚めると
驚いた事に
そーっと そのバッグを持出そうとしている猿夫が見えました

盗み見の行為に負い目もあったのでしょう
猿夫は凶暴性を一旦 収め、 話しを聞いてくれました

【子供達が成人したら離婚したい
今は まだ学業期間だから 結婚生活は続けたい】

やっと、静かに本心を話せました

猿夫の知能程度がどのくらいか
私には分かりませんが
常日ごろの 私の態度から
大いなる憎しみだけは感じ取っていた様です

何とか 私の離婚願望を止めたかったのでしょう

猿夫は一冊の通帳を持出し、私に見せました
「ここに1000万円ある。この半分はお前のものだ」

「結婚後 貯めて来た」と言っていました
家計費に関しては
「お前が生活を切り詰めて、切り詰めて、それでも金が足りなかったら出してやったんだ」
とも言っていました

私が買った電子レンジやテレビは
土手の草を抜いて食べるほど貧しい生家の猿夫にとっては
贅沢品に見えたのでしょう

それだけの大金を
あの安月給の状態で
どの様にして貯めたのか 今でも疑問ですが
私に、生命保険料や 教育費・車検・自動車保険・冠婚葬祭費・固定資産税等
全部 任せての「へそくり」である事は間違いありません


・・でも・・
その1000万円は、ただ見せただけ
に終わってしまいました

もし あの時、言葉通り
半分の500万円を引き出して
私に渡してくれていたなら
ひょっとしたら、今現在の私の病歴も変わっていたかも分かりません

いえいえ
あれは 単なる猿芝居だったのでしょう・・