海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

理想の妻像


三人目を死産した後 私の体調は優れませんでした
長女が四歳、長男が二歳の頃です

腰が痛くて、 特に起床時

臀部から太腿の側面にかけてしびれる様な痛みが走り

動き出すまで なかなかの時間が掛かったので
前夜の内に あくる朝の食事を見繕っておいて
猿夫には 先に食べてサッサと仕事に出てもらいました

長女・長男が、朝 ぐずってもいい様に
枕元にパンと飲み水を用意して 就寝したり していました

整形外科を受診すると
椎間板ヘルニア」に因る「坐骨神経痛」で
横になって寝るコトが薬  だそうです

でも
猿夫は、家事・育児は協力しないので
階段や廊下を這って進みながら 洗濯物を干していた事を覚えています

猿家で法事があった時には
二歳の長男を背中に馬乗りに乗せ、這ってお客人の懐石料理を
運んだりしました

当時、猿夫の頭の中では
「どんなにシンドくても夫の為に尽くす妻」
が理想だったのでしょう


今でも覚えています

婚約中だった頃、アパートの大家の自宅で
店子達が集まり ワイワイがやがや談笑している時
一人の若い男性が
「此処の奥さんは どんなに自分の躰が辛くても
家の事は手を抜かずキッチリしている。あんな奥さんが理想だ」
と言い
猿夫が、大真面目に深く頷きながら 同意していた情景を



しかし、彼らは知らないのです

女性陣だけが机を囲んだ時
奥さんが 大きなダイヤの指輪やネックレスを
箪笥から 沢山取り出し、私達女性陣に見せ
「これ、パパに買ってもらったのよ」と自慢していたのを


私が猿夫から初めてプレゼントを渡されたのは
結婚二十周年の日でした

何をもらったのか は追い追い記述致します