思い込みとは恐ろしいものです
娘、豹をこちらに連れて来たからには もう大丈夫
もう 決して嫌な思いはさせないから
猿夫が豹の正気を失わせた、そう信じ込んでいたのです
私は本気で 猿夫が病根 そう考えていました
猿夫は あまりに私を酷し過ぎたのでしょう
食に関して・・・新婚当初から
料理を出す度「美味くないなー、好きじゃない」
を連発しました（以下の内容は 以前載せた記事と重複します）
肉料理（豚、牛、鶏）
油を使用した料理(炒め物、揚げ物）
鍋物（すき焼き、水炊き）
洋食サラダ（ドレッシング、マヨネーズ）
パスタ、焼きそば、焼き飯
丼物（親子丼、他人丼、牛丼）
カレーライス、ハヤシライス、チキンライス、オムライス
シチュー類（クリームシチュー、ビーフシチュー）
すべてお気に召しませんでした
魚を炊けば「煮魚よりも焼き魚がいい」
焼き魚を作れば「この魚は養殖物だろう」
かやくご飯に冷奴を添えると「何処の家もこんな組み合わせはしない」
沢庵の盛り付け方、長芋の切り方 の駄目出し
多岐にわたる ネガティブキャンペーンです
総括して「お前の料理は水臭い」
そんな文句を言いながらも
「オヤジがわざわざ家に来て…、帰りの路で
『海ちゃん 何も作ってくれなかったなぁ』とボソっと言った
それを聞いた時 俺はカーッ と腹が立ったぞ」
三人の育児奮闘中の言葉「お前は家で何もしていない」
「盆に田舎に帰った時、オヤジの前で お前は不機嫌そうな顔をした」
「皆の家はもっと綺麗だ」「皆はもっと旦那を立てている」
「ワイシャツはきっちりアイロンかけろ」
私は不眠になり、気も狂わんばかりに猿夫を憎みました
私が出て行った後、どうせ 家事を担った豹にも
同じ文句を言ったのだろう
豹が変な事を口走るのも無理はない
我慢強い私でさえ不眠になったのだ
若い娘が あの威圧的な難癖に耐えられる筈が無い
すっかり神経をやられてしまったんだ
本気で そう思い込んでいたのです
