海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

小さなことがコツコツと

私の婚姻生活に限っては 小さな不満がコツコツ溜まり

十数年の内に膨大な量になったことが破局につながった、と考えております

 

まずは結婚初期、まだ共働きでボロアパートに暮らしていた頃

(以下、過去記事と重複します)

「洗濯物はきっちり叩いて干せ」

「風呂は熱い内に洗え」

アルカリ性の食材を弁当に入れろ」から始まり

料理に関するおびただしい注文

「✖油料理、

 ✖マヨネーズ・ドレッシング、

 ✖肉料理、

 ✖食材多数入りの料理(焼き飯類・丼物・鍋物類・麺類)、etc…」

猿夫にすれば 君主が民を治めるように

指導者たらん としていたのでしょう

 

あれは私がパートを始めて程なくの頃だったと思います

当時 三人の子供達はファミコンに夢中で

猿夫は その遊びを止めるべく 

彼らのファミコンを隠してしまう原始的な躾をしていました

子供達が高熱を出した時は 看病することなく

もちろん、深夜に夜間救急小児科に連れて走った事もないくせに

余計な育児介入してくる猿夫でした

 

ある夜、三人が寝静まってから

私は 常々ゲームで遊びたかったので

猿夫に ファミコンの隠し場所を教えて欲しい と頼みました

夜中に遊びたいから、と

しかし 猿夫は「寝不足になるから」と言って拒否しました

猿夫は 私に、常に丈夫で忠実な家臣でいて欲しかったようです

余計な遊びで体力を消耗せず 

ただ家族の為だけに身体を使って欲しかったのでしょう

 

フツフツとした怒りを覚えながら、私は一計を実行しました

当時 私はサービス業で働いていたので 土・日・祝は かき入れ時です

春・秋の彼岸、猿夫は必ず田舎に帰省し墓参りをします

私は好んで、休みの多忙日にシフトに入れてもらいました

 そうして子供三人を連れて泊りがけ帰省させ、私だけ家に残る、と言う

自由な日を時々手に入れていました

そのラッキーな日を使って、私は自分用のファミコンを買いに自転車で走ったのです

1万2~3千円、金銭的には 私も働いていたので自分のお金もあったのですが

夜中の せめてもの楽しみを阻止した猿夫です

 

「いざと言う時の為に」、彼はいつも箪笥の上棚に現金をいくらか置いていました

私は その封筒から一枚だけ万札を抜き取り、ファミコン代に充てました

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(こんな感じのファミコンだったと思います)