「助けて!、今 駅前のコンビニに居る」
と長女から緊急のメールが入ったのは
丁度 私が老父を
ようやく施設に入所させた当日の夜 でした
次男の虎も こちらに戻って 気楽なフリーターをしていた頃
直ぐに、虎と共にそのコンビニまで 豹を迎えに走りました
不思議な事に店の中には 長男ライオンも居るのです
「え?ライオン君も一緒に居るのに
何が危なかったんだろう? なぜ 助けて?」
豹の口から出た言葉は全く奇異な内容でした
「お父さんとライオン君に誘拐されて
外国に売り飛ばされるような気がする」
何をトンチンカンな事を言ってるんだろう
救急車も自分で呼んだ、と言います
搬送された病院からの帰り とも言います
私も 虎も 頭の中は(?_?)でした
長男ライオンは心細げに「医者に連れて行った方がいい…」
その頃 私は認知症の老父を毎日看ていたので
…何かおかしくなっている娘だけれど
そんな時は、下手に否定しないことです
私と虎の住む家に 連れて帰りました