海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

【何もしていない】

猿夫が 私に言った言葉です


まだ次男に母乳を飲ませていた頃でした
長女は幼稚園、長男は三歳児です

それは別に怒っている時でもなく

何気なく、 むしろ 羨望さえ含んでいる雰囲気がありました

「お前は家で気楽だな。お前は家で何もしていない」

そう言われれば、私は洗濯物を畳むのが苦手で
ランドリー籠の中はいつも洗濯物が満杯に入っています

近所の子供達も家に上がり込んで遊ぶので
家の中は片付いていません

当時は どっぷりと専業主婦だった時期で働いてもいません

何もしていない、と言われれば そう捉えられなくもありません


・・・でも・・・

え?
毎日 食事を作ってるのは誰?
三人の子供の世話をしているのは誰?
買い物や洗濯や掃除は?
この新居を建てるのにガッツリ貯金していたのは誰?

夜中、煮えくり返る様な怒りが沸き起こって来ました

その日以降、毎晩 その「何もしていない」の一言を思い出すだけで
朝方四時頃まで眠れませんでした

後年になって気付いたのですが

考えると・・・

私が母に対して そんな感情を抱いた時期が有りました
5~6歳だったと思います

私は幼稚園や学校に行くのが嫌でした
母の様に 《何もせず》家で過ごしたい
そう 思っていました

幼児期は 自分が 家で何もしなくていいので
母も《何もしていない》状態に思えたのだと思います


猿夫には
毎日 私が家事育児をしているサマは
見えていなかった可能性がありました