海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

「親は子供に片想い」

何故 あんな心境になるのか今でも分かりません

「早く 蚊取り線香 点けなさい」
「早く お皿 片付けなさい」
「早く 制服 着替えなさい」

「早く 雨戸 閉めなさい」
「早く お風呂に入りなさい」

母は一挙手一投足、 先手 先手を打って叱責して来ました

ピッタリ
今、まさにやろうとしていた事を 制止するかの様でした

不思議な心境です
私は 途端にやる気を失くすのです

そんな私の反抗期の最中に 癌を患っていた母は四十代で他界しました
私にとって、母は「口うるさく叱る人」です

そして この事が
自分の「人を愛せる能力」を疑う所以になるのですが

正直言って
私は亡くなった人の魂は存在して欲しくありません

冷酷なのかも分かりません
母恋し の感情は 私にはありません

私は もう、口やかましく叱られるのは うんざりなのです


そしてまた 人生終盤で認知症になった父、
満足な財産を残してはくれましたが

さんざん振り回し・・私の健康をも 持って去った父
ボケた父の相手をするのは、もう 二度と御免被りたいのです
(ただ 私の躰の不具は猿夫との婚姻生活が根になっていると思います)

そんなこんなで
両親に対して 「もう少し優しく接してあげれば良かったのに」
と言うありふれた後悔は、無いと言えば嘘になりますが

自分的には あれで精一杯だったとも思っているのです

死者の魂が残っているならば
私は両親に会いたくない

でも

「親は子供に片想い」とはよく言ったもので

もし 私に死期が近付いて来たなら・・
私は迷わず あの世を信じ、長男・次男に
「じゃ、先に行って待っているからね」
と言う気持ちにならなければ 死は迎えられないと思います


しかしながら
その長男に対し(後述します)
あと一つ、 とある事があって
私は自分の「人を愛する能力」を疑っています