周りに助っ人が居ないまま
私は 仕事を辞めて
初めての育児に孤軍奮闘しました
子供好きと言っていた猿夫は 育児には不参加でした
離乳食を与える頃、教本にはこんな記事が書かれていました
《偏食の無い子に育てる為に》
人間が美味しい と感じるのは その味に慣れているからです。
小さい頃から なるべく様々な食べ物を与えて
多くの味に慣れさせるといいのです。
これは後年分かった事ですが・・・
《猿夫の食育歴》
姑:「猿夫が赤ん坊の時は、ばい菌を防ぐ為に丸一年 母乳しか飲まさなかった」
姑:「ワタシは仕方なく 食べてはいるけれど、本当は肉も魚も嫌いで 漬物と白飯さえあればそれでいい」
猿夫:「お袋が料理を作るようになったのは中学校に入ってからだった」
人間の味覚は 概ね12歳頃に完成するそうで
それまでに 色んな料理を食べておくと
❝本物❞の味が見極められるらしいです
猿夫の好き嫌いは、姑の 無知と食習慣に因るものでした
さて 当時は
猿夫は、 私の料理には 相変わらず 「旨くない」を連発しながらも
外食も又 好まない様子でした
時折 ファミレスを利用した際にも
「こんな妙なモノ 旨くない」と不味そうに食べていました
長女が一歳になる頃でした
毎日 猿夫には昼用の弁当を作っていたのですが
私は風邪で躰がだるく、お昼は外食して欲しいと頼んだところ
「そんなにシンドいのか!?(。-`ω-)」
と険しい顔です
無理して お弁当を作りましたが
<この人と 長く居てはいけない。私を召使の様に考えている(´゚д゚`)>
私の 愛情(?)が冷め始めた瞬間でした
「無償の愛」の賞味期限は三年です