海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

新妻財務省

薄給の猿夫でしたが、給料袋はそのまま私に渡してくれました
私は 一人分の給料を丸ごと貯蓄に廻し
質素な生活に甘んじていました

 

唯、生命保険のセールスレディや 郵便局の営業マンが
猿夫の同郷の学徒、と言うよしみで
断れない様子だったので
保険料や積み立て金は私が負担しました

猿夫が街に働きに出てからは
村の両親に月に1万円の仕送りをしていて
それも続けたい、と言うので 私の方で負担しました

臨時的に 猿夫は命じて来ました
「お袋は可哀相だ。今まで働きづめに働いて
旨いモノを食った事も無いし 旅行にも行った試しがない
小遣いを渡してやれ。お前のカブも上がるから」
私は、拒む姑のポケットに 無理矢理お札をねじ入れました


一人分の月収でやり繰りしていた為
新婚生活に 娯楽やグルメはありませんでした。

でも
元々、私の父も倹約家だったので
家族旅行の経験も無く、外食を楽しんだ記憶もありません
映画鑑賞も 覚えている限りでは
幼い頃の「オーロラ姫」だけです
テレビも「作り話を見ていても何の役にも立たない」
その一言で ほとんどテレビは観ていませんでした

なので、貧アパートでの
テレビ無し・新聞無しの貧しい暮らしも
さほど 苦にはなりませんでした

苦になる事と言えば

村の叔母さんが 仕事の出張時に ホテル代わりに泊まる
猿夫の従姉妹が 高校受験の為に ホテル代わりに泊まる
毎晩 友人が夜遅くまで遊びに来る

それらの御もてなしが 大変と言えば大変でした