私の小学校時代では
毎年 担任教師が各生徒の実態を掴むため
受け持ちクラスが決まって間もない頃に
「家庭調査票」を配布&回収していました
住所・氏名・生年月日・家族構成、諸々・・・
父が記入していましたが
項目の中に
「本人の長所・短所」を記入する欄がありました
父はいつも 私の長所を「素直」と書き
短所を「内気」と書いていました
小さい頃 寡黙な父に対して
私は 恐怖に近い畏怖感を感じていたので
「素直」になる事が義務で、外向的になれない自分は駄目な子
とばかり思っていました
長所:素直・・人の意見や見解を鵜呑みに受け取ります
父が私に与えた絵本や小説本はファンタジーの世界でした
・お金よりも愛情が大事
・学歴よりも人柄が大事
確か、学校の教科書でも建て前だけが先行していた様な気がします
しかし、実際の世の中は 教科書とは全然違う世界
絵本とは全く掛け離れた世間でした
もしかしたら母親が生きていたら、或いは
現実社会の建て前と本音の違いを教えてくれていたかも知れません
絵本を信じる私に
「小説は 所詮は絵空事、学歴の無い貧しい人が愛情深いとは限らない」
この一言を教えてくれる人が居たら 私は猿夫との婚姻を
今一度 考えていたと思います
少なくとも猿夫に関しては下の式が当てはまりました
無学歴=時間的余裕が無く色々学ぶ機会が無い=教養が無い
無学歴=元々 頭が悪い=想像力に欠ける=相手に対する思いやりが無い
無学歴=職業選択の巾が狭い=収入が低い
猿夫を生涯の伴侶に選んだのは 取り返しのつかない
痛恨のミスでした