新聞で読んだのか、本で読んだのか
深くは覚えていません
「自分の夫と 自分の父親とを比較して 見てはいけません。
何故ならば 父親の方が人生経験が豊富なので優れていて当たり前なのです。
同じ事を夫に対して要求してはいけません」
大正生まれの私の父は、 寡黙ゆえ
子供の私には畏怖感はありましたが
亭主関白思想ながらも 家事は担っていました
・季節ごとの ストーブと扇風機の出し入れ
・器具の手入れ＆灯油の補給
・ガラス戸と網戸の入れ替え＆網戸洗い
・子供三人の爪切り
・役所届けや 学校へ提出する書類書き
・学用品の氏名書き
・電球の取り換え
・包丁研ぎ
そして 経済力も家族五人を養う実力はありました
私は 教本に載っている通り
猿夫には
経済面でも、家事面でも 何も要求しませんでした
お金は 自分も稼いだら済む事ですし
家事も 頑張れば 独りで出来ます
工夫すれば 箪笥を移動させる事も一人で出来ました
包丁研ぎも 電球替えも 私は出来ました
ただ、心の中では
いくら男尊女卑思想でも
目の前で見ていれば、 仕事と家事全般をこなす妻のしんどさも解かるだろう
と思っていました
【以心伝心】
無理です
