海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

後年に判明すること

随分 後になってから判明する事あります

 

まだ娘の豹の病いが発覚出来ていない頃の

十数年前から です

元々家事の苦手な私は料理をしなくなりました

家で引きこもりのニート娘が

家で何もしない猿夫の姿とダブり、上げ膳据え膳するのが腹立たしく、

昔の猿夫の 料理に対しての注文が、一言一句 鮮明に頭によみがえるのです

現在でも その状況は続き 夕飯は宅配弁当に頼っているのですが…

その片方で ひょっとして 自分は怠け者ゆえ

そんな言い訳をこしらえて自己正当化しているのではないか?

チクチク 思っていました

 

ところが先日 うちに居宅サービス役のヘルパーさん

当然 他の家庭もヘルプしています

彼女の通う先で 重症の鬱病女性さん

嫌な思い出がフラッシュバックすると何もかもやる気が失せる、とのこと

 

私は それを聞いて 安心しました

なぁんだ、私の料理拒否はごく自然な感情だったんだ

決して子狡い自己正当化ではなく、イヤな思いを体験した 当然の結果だったんだ

何年も経過してから判明したこと です

 

もう一つ 何年も後になって分かったこと

(この件は過去記事に綴っているかもわかりませんが…)

三十年以上も前の話しです

当時は末っ子の虎が まだ乳児で、豹やライオンが3~5歳の頃

猿夫は早起きが得意で 台所や居間の掃き出し窓を全開にし

屋外の側溝を時間を掛けて掃除し、庭でゴミ焼きをするのです

通りからは家の中が丸見えになっています

彼は常々「開けっぴろげがいいんだ」と主張していました

それは 隠し立てしない、公明正大な生活をポリシーにしている風体でした

 

しかし 小さな子供の居る部屋は散らかり放題です

洗濯物たたみも間に合いません

大きな掃き出し窓を開けて 散らかしっぱなしの部屋を人に見せることで

私に嫌がらせをしているのじゃないか?

ひょっとしたら今でもそうかも知れませんが

当時、掃除は主婦の役目と決めつけられ、家中が汚いのは主婦として恥ずべきことでした

これ見よがしに 通行人に部屋の中を見せ、私の反省を促してる?

いやいや、彼は「開けっぴろげ」が好きなんだ

そんな嫌みな思惑は無いのだろう

 

 

その後 二十年は優に経っていたと思います

私が家を出てからしばらくして

猿夫はその掃き出し窓をリフォームしました

ミラーガラスに取り換え 外からは家屋内が見えにくくなっています

そして昔の自分の言動さえ記憶にないらしく

「このガラスだったら中が見えにくいだろ?」と得意げでした

 

 

なぁんだ、やっぱり 窓全開は嫌がらせだったんだ