思えば…猿夫から離れて もう二十年になります
別居を始めてからは
いえ、その以前二~三年前から
私は もう お節料理は作っていません
結婚生活では、お正月には 必ず猿夫の実家に里帰りし
それこそ 最初の二~三回は義母が簡単なおせちを作ってくれていましたが
「田舎のお袋らには負担をかけないようにしよう」との 猿夫からの提案で、
それからは毎年 年末になると、材料もこちら持ちで
七人分×3~4日の食糧を買い求め、まるでキャンプに行くかの様な
大荷物を積み込んで田舎に行きました
当時は猿夫の年収は手取り300万もなく、且つ住宅ローンを年114万払っていたので
金銭面では、当然 私の負担になります
さる年、「自分のお金を遣って、躰を使って、気を遣うのは嫌だから行かない」
と言った時には殴り倒されました
それ以来、なるべく パートのシフトを入れてもらって
私だけ帰省しないように策を凝らします
でも、今年はとてもいい年です♡
出戻り息子の虎が おでんを大量に仕込んでおいてくれました
このお正月三が日は、虎は 早出・日勤・宿直・遅出があるので
家に居ません
私は彼に譲ったベッドで、しばし 眠れます
お嫁さんには悪いのですが
虎が帰って来る事が担保されている毎日は
母親の私にとって、とても嬉しいことなのです