猿夫との婚姻生活の中で
彼の要望は、私に【苦労】して いい(良い)人間になって欲しい、でした
【苦労】とは
仕事、生活、心配ごとなどのために肉体や精神を使って、疲れたり、苦しい思いをしたりすること。また、そのさま。心配やほねおり。労苦。
薄給の猿夫との家庭生活を支えるべく、私は
仕事をし、質素な生活(具体例では、拾ってきたパンを食べ、
髪はカットモデルとなって無料で切ってもらい、
トイレットペーパーは役所の備蓄を盗んで来ました
また 洗濯洗剤を万引きし損なったこともあります
盗難されたと思われる放置自転車を猫ババし
十年ほど通勤・買い物に使用しました)をし
子供達が体調を崩した時は 独り夜間救急小児科に走りました
どこの病院に行くか?手術をどこで受けるか?
すべて私が決断し、実行しました
猿夫の実家には、盆・正月 必ず自腹を切って奉公しました
田植え・畑仕事も手伝いました
仕送りも住宅ローンが始まるまで義両親に送っていました
はたして、私は 「いい人間」になったのでしょうか?
2~3年前からネットフリマやヤフオクにはまり、SALEに弱い私は
しょっちゅう買い物をします
綺麗な光り物、飾り物…、要は、生活に無くてもいい贅沢品をポチります
江戸の敵を長崎で討つ
昔の禁欲生活をやり直すかのようにネットショッピングしています
依存症?
かも知れません
でも、かつての貧困生活の【苦労】が
今の私の経済基盤を支えている、とも言えます
ストイックな質素倹約に甘んじた結果、亡父からのマネープレゼントを
全てストックし、加えて自分の収入も残していたからこそ、
不動産を複数 所有し
こうして悠々と、猿夫と別居出来ているのです
経済的に安定した別棟暮らしは
すべて猿夫の、まるで姑の様な細々した叱責の賜物とも言えます