海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

診断書

 

 

「誰かに後をつけられている」

「盗聴器が仕掛けられている」

「薬に毒が仕込まれている」

 
これらの被害妄想は統合失調症の典型的な症状です
 
それを踏まえた上での「その病気ではありません」と診断した老医は
経歴では 大きな病院で医局長を務めていた先生でした
 
当時 まだ豹の幻聴を知らなかった 素直な私が
その言葉を疑う余地はありません
一年半ほど そのメンタルクリニックに母娘で通院しました
 
・・しかし・・
 
VIP扱いで 上げ膳据え膳
鬱病なら二年近くも休ませれば 何らかの進展が見える筈
 
相変わらず 家事さえも手伝わない豹に
正直 私は苛立ちを覚えました
 
当時は施設に預けたとは言え、認知症の老父を抱えていた私は
甲状腺の持病もあったので 介護鬱になっていたのかも分かりません
 
ふとしたきっかけでも、一旦 欲しいと思った物には物欲が抑えられず
有り金はたき、父の財産を先取り相続して
もう一つ 住戸を買いました
 
一番の動機は 広い部屋に住みたい でした
 
 
一方で 猿夫から「若者自立支援塾」の存在を聞きました
3~4週間、数人の集団生活を通して、引籠りの若者を
生活技術から教え、支援し
就労できるよう指導する そんな塾です
 
猿夫は大した奴です
情報だけ与えてその気にさせれば 費用は海が出すだろう
いつも 彼の猿知恵は 功を奏します
 
私は 豹に若者自立支援塾に行くよう勧め、二人で見学し
料金は、金めになるアクセサリー類を質屋に入れて捻出し
彼女を その塾に送り出しました 

老医に書いてもらった「うつ病です」の診断書を添えて