海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

医者選びも寿命の内

 

「Help me!」以降
私の家で、VIP待遇で養生していた豹ですが
一向に働き出す気配は見られませんでした
それもその筈です 
「根性で治す」意を示していた彼女
せっかく 正確な診断の下に 適正に処方された薬を飲まなかったのですから
 
私の元での二年間の引きこもり中、全く手を施さなかった訳ではありません
 
女医なら 話し易いかも知れない
心療内科に連れて行きました
「まだ若い女性に きつい抗精神病薬は疑問に思います。
 頓服薬として安定剤を処方しておきます」
 毒にも薬にもならない医院でした
 
当時 私は認知症の老父をも看る中、持病も相まって
自身が不安定になっていたので
ベテランの精神科医にも相談しました
統合失調症と言う怖い病気の可能性があります
明日にでも連れて来なさい」
 
得体の知れない、『怖い病気』? 統合失調症
 
豹を隣に乗せて走る様子を 彼女は
「お母さん 凄く慌てて、運転 大丈夫かな?と心配したよ」と
 
そのベテラン老医師の診立ては
「どうやら 恐れていた怖い病気じゃなさそうです」
老医は その後一年半もの間…
私が「先生!、幻聴が聴こえるらしいんです!」と駆け込むまで
誤診には気づきませんでした
 
これも ごくごく後になって豹に聞いた話しですが
 老医の許を訪れた、その初診時にも 既に幻聴は聴こえていたそうで
 
私「なぜ その事を先生に言わなかったん?」
豹「そんなこと言ったら この子 頭おかしんじゃないか?って思われるもん」