これまでは、 夫 猿夫の野性味だけを書き綴りましたが・・・
私が 家を出てからは、誰から教育を受けたのか 分かりませんが、
あきらかに猿夫は人間らしく発育・進歩していました
次男の養育費用として 月に3万円を払ってくれたり・・
猿夫が今まで勤めていた会社が倒産してからは
自分で商いを始め、軌道に乗り出すと
長女の件も含めての金額でしょう
長男の協力の基に 月に7万円の生活費や
私の入院費用(認知症の父を看て 私自身が入院を迫られた時です)
を負担してくれていました
長男と一緒に始めた商いは
そこそこ順調に利益は出ている模様でした
別居、13~14年頃です
猿夫から連絡を受けました
「長男が、家の商いを抜けて
自分の好きな仕事に就きたいらしい
ついては、収支の金銭管理をしてくれないか?」
条件を訊くと
「好きな時間に来てくれて、給料は利益の中から
そこそこ納得出来る金額を取ってくれてもいいから
金の出し入れだけは 他人には任せられないから」
との事でした
猿夫に下心(将来の介護・身の周りの世話)があるか否かは 今でも分かりません
でも 商いを手伝えば、毎日 長男に会えます
正直言って その頃は
まだ 猿夫に対して 本能的な恐怖感はありましたが
奴さんが外回りに出掛けている限り
大丈夫です
私は 長男に会える楽しみ目的で、留守を狙う泥棒の様に
嬉々として、昔 住んでいた 家に通い始めるのでした