海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

平等

時の流れは 万物・万人 平等に訪れます

舅・姑に寿命が訪れたのと同様に
私の父にも病魔は忍び寄っていました

認知症でした

 

三人姉妹の中で 私が一番住まいが近かったので
当然 私が先頭に立って 介護に励みました

今から思うと 頑張り過ぎていたんだ と思います
自分で その《程々に頑張る》線引きが分からず
徹底的に 父の認知症に付き合いました

折悪しく 長女も精神病を患っていたので
私は二人の病人を同時に抱え
体調を壊してしまいました

今でも 躰の中の小さな部分が病変したままなので
多分、観光地巡りや 美術館・博物館の類い
演劇・映画鑑賞などは楽しめないと思います


(常套句ですが)今から思えば、
情報を的確に入手すべきでした

心と躰は繋がっています
躰が病めば 心も病んでしまいます

そんな時、介護鬱の知識や 精神疾患の知識があれば
同じ 焦燥感や自責の念にかられていても
『あぁ、今 自分は体調が悪いから そんな風に感じるのだろう』
と 冷静に状況を把握し
もう少し 自分をいたわる事が出来たと思います

当時はパソコンとは無縁でしたし
テレビは置いていても、介護と家事で
観ている暇はありませんでした

最終的には 施設と病院に父を託しましたが
認知症と分かってから 息を引き取るまで、 八年間生きてくれたので
父は よく 頑張ってくれた、と思っています