海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

解けない小さな謎

先日 「新型コロナ下の歌舞伎町」を取材したTV番組を観ました

ホストの男の子が客の女の子に「どうなるか分からない」と告げたところ

女の子が急に泣き出した と言う話しがありました

「逢えなくなるかも知れない」

そう思ったら急に悲しくなったそうです

 

ああ、そうか…あの時の私の感情は正常だったんだ

ホッとしたと同時に なぜ言えなかったのか?がまだ疑問です

 

確か小学生低学年、或いは就学前 の頃だったと思います

祖母に連れられ、叔母(祖母の実の娘)の家に二泊ほど遊びに行った時のこと

従兄弟の和夫ちゃんとは同い年でした

一人っ子の彼は、穏やかな のほほんとした性格で

私とは気が合いました

叔母夫婦はおそらく郊外に家を建て、母親(祖母)を招いたのだと思います

峠の頂上、庭付きの家でした

和夫ちゃんと私は、門扉まで延びた階段や 

近くの草むらの中で、ヒーローごっこをして一日遊び、

普段にない楽しさを感じていました

姉達は居なかったと思います

祖母は私一人を連れて娘の新居に行ったのでしょう

さて、二日目の夜になり、明日は家に帰らなければいけない

と思った時、私は 急に悲しくなって泣き出しました

シクシク泣いていたと思います

「あれ?どうしたん?」

叔母も 祖母も、急に泣き出した私を不思議がって

私に問いかけるのですが

なぜか言えないのです

「明日 帰るのか と思ったら悲しい」

なぜ言えなかったのか、今でも分かりません