海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

いまだに・・・

この齢になっても

いまだにウジウジ思ってしまいます

 

末っ子の虎が家出し、我が家に居候、早や一年を越しました

 

最近 なんとなく幸せ感をほんのり感じる様になりました

「帰って来てくれた、一つ屋根の元

昼間 糸の切れた凧の様に居なくても 夜には必ず帰って来る」

猿夫の商いの手伝いを終え、長男 ライオンのアパートに手料理を差し入れし

家路につく時の幸せ感、「ウチには張子の虎が居る」

 

そしてこの一年でペッタンコになった煎餅布団に潜り込む時

「そう…ほんの数メートル先の部屋で 今 虎は寝ている♪

これからも きっと一緒♡」

 

亡父の遺産で今の住居を買い、ピッカピカの新築住まいをしても

毎日 趣味のジム通いに明け暮れても

幸せな筈なのに 幸せ感はここ十数年感じ取れませんでした

 

なのに

 

息子夫婦が破局を迎えようとしているのに

喜んでいる母親

誰かに叱られそう…ホントは喜んではいけないのじゃないかナ?

 

遠い昔…親戚の家で留守番をしていた4~5歳の頃

その家の飼い犬が鎖につながれたまま、盛んに前足を掻いて何かを取ろうとしていた

金時豆が落ちていた

取ってやろう、と手を伸ばした瞬間 犬は私に嚙みついた

そんな時も「どうしたん?」と叔母に訊かれても

きっと 私が悪かったから犬に叱られたんダ、と思い込み、「何もしてない」としか言えなかった

 

親戚の家に泊まり 従弟と楽し過ぎる一日だったので

明日の別れが寂しくなって 急に泣き出しても

そんなこと考えてはいけないんじゃないかナ?

「どうしたん?」と不思議がる叔母達に

「明日 従弟と別れるのが寂しい」とは言えなかった

 

どうも…私には、相手に気に入られる考え方をするよう

努力をする、

そんな変な癖があるようです

 

未だに自分の素直な感情を肯定するのが難しく

ウジウジ考えてしまいます