この齢になっても
いまだにウジウジ思ってしまいます
末っ子の虎が家出し、我が家に居候、早や一年を越しました
最近 なんとなく幸せ感をほんのり感じる様になりました
「帰って来てくれた、一つ屋根の元
昼間 糸の切れた凧の様に居なくても 夜には必ず帰って来る」
猿夫の商いの手伝いを終え、長男 ライオンのアパートに手料理を差し入れし
家路につく時の幸せ感、「ウチには張子の虎が居る」
そしてこの一年でペッタンコになった煎餅布団に潜り込む時
「そう…ほんの数メートル先の部屋で 今 虎は寝ている♪
これからも きっと一緒♡」
亡父の遺産で今の住居を買い、ピッカピカの新築住まいをしても
毎日 趣味のジム通いに明け暮れても
幸せな筈なのに 幸せ感はここ十数年感じ取れませんでした
なのに
息子夫婦が破局を迎えようとしているのに
喜んでいる母親
誰かに叱られそう…ホントは喜んではいけないのじゃないかナ?
遠い昔…親戚の家で留守番をしていた4~5歳の頃
その家の飼い犬が鎖につながれたまま、盛んに前足を掻いて何かを取ろうとしていた
金時豆が落ちていた
取ってやろう、と手を伸ばした瞬間 犬は私に嚙みついた
そんな時も「どうしたん?」と叔母に訊かれても
きっと 私が悪かったから犬に叱られたんダ、と思い込み、「何もしてない」としか言えなかった
親戚の家に泊まり 従弟と楽し過ぎる一日だったので
明日の別れが寂しくなって 急に泣き出しても
そんなこと考えてはいけないんじゃないかナ?
「どうしたん?」と不思議がる叔母達に
「明日 従弟と別れるのが寂しい」とは言えなかった
どうも…私には、相手に気に入られる考え方をするよう
努力をする、
そんな変な癖があるようです
未だに自分の素直な感情を肯定するのが難しく
ウジウジ考えてしまいます