海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

悪い癖

細かな事が気になる 私の悪い癖

 

 ずっと不思議でした

 農林水産事務次官時代(年収2000万、ちなみに猿夫の過去平均年収は200万)以降 

2~3ヶ所の天下り先の退職金だけでも 軽く2億円を越す…

そんな裕福で

しかも 資産家の夫人の不動産収入だけでも月に60~80万円になる…

 なぜ殺す必要があったのだろう?

ドラ息子の英一郎氏の一生を 

遊んで暮らせるよう整えておくのは可能だったのに…

 一つだけ納得できるコラムが見つかりました

 

集団には二つの種類があり

 一つはゲマインシャフト(共同体組織)と言って、「家族」に代表される

運命共同体

 

もう一つはゲゼルシャフト(機能体組織)と言って「企業」に代表される

利益を上げる等の一つの事を目的とした集団

 

元次官は家族を「企業」と捉え

英一郎氏は 家族を「癒しの場」と捉えていた

 だから 元次官にとっては、生産活動を行わない英一郎氏の存在は許せなかった

そんな内容のコラムです 

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 ゲゼルシャフト化している日本の家族

 

 集団はゲセルシャフトとゲマインシャフトに分かれると社会学では学ぶ。

ゲゼルシャフトとは「機能体組織」であり、ゲマインシャフトとは「共同体組織」だ。

 ゲマインシャフトは、集団の構成員の福祉のためにある組織である。

運命共同体とも言われる。

ゲゼルシャフトは、ある機能、目的を実現させるために組織化され、構成員はその目的実現のために行動する。入会脱会は任意である。

 

「元農林水産省次官、44歳引きこもりの息子殺害事件」に見られる現代家族の病」


■元農林水産省次官と44歳引きこもりの息子

2019年6月1日に起きた東大卒の元農林水産省次官の男性(76歳)による44歳の引きこもりの息子殺害事件に関して言えば、

加害者と被害者の家族観に大きく違いがあったようだ。

加害者の父親は家族をゲゼルシャフト(企業組織)として考えていたようだし、被害者の息子は家族をゲマインシャフト(癒しの場)だと考えていたようだ。

 被害者の男性は東京都内の中高一貫教育の私立学校に入学したが、いじめられて引きこもるようになった。

その後、専門学校や大学にも入り、一時期は就職もしたが、再び引きこもるようになった。

 この男性が独り暮らしを25年間したすえに、家に帰りたいと言い、

自宅で両親と同居を始めたのが5月25日だった。その1週間後に、この被害者は父に刺殺された。

なぜ、そのようなことになったのか。

 
■いまだに家族がゲマインシャフト(癒しの場)だと想定している人間の悲劇

 帰宅後の彼は「僕の人生はなんだった!」と泣き伏した。

すると、父親はそれには応えず、彼が独居していた部屋に置いてきたゴミを処分しないといけないと指摘した。

殺害された男性は、44歳にもなって何ひとつ達成できなかった自分をさらけ出して嘆いているのに、父親はそれには関心を示さなかった。

 で、この男性は怒りと悲しみのあまりに激昂し、老いた父に苛烈な暴行を働いた。

それで、父親は、このままではほんとうに殺されるし、他人にも迷惑をかける恐れがあるので、

包丁で何度も息子を刺したという。

 どうやら、被害者の男性は、家族というものは、構成員の福祉に貢献する集団であり、

自分以外の家族の構成員は自分の苦しみに共感し自分を限りなく慰め、

情緒的に限りなく受け容れるべきものと前提していたらしい。

その期待が裏切られたので彼は激昂した。

要するに、「なんで僕の辛さをわかってくれないの!」だ。

 

ゲゼルシャフト(企業組織)としての家族にとっては戦士になれない成員は邪魔

 一方、加害者にとっては、家族はこの世界を生き抜き勝ち残っていくための軍団だと考えていたのではないか。家族の機能は、そのような軍団の一員を再生産し養成することである。
家庭の役割は、そのような闘争に参加することを可能にするための生活資源を構成員に適切に分配し、
そのような闘争が生む疲労の慰安を提供することだ。

 したがって、加害者にとっては、引きこもりの息子は
家族という軍団の勝利に全く寄与できない一員として無能極まりないと思えたはずだ。
息子の引きこもりのために長女の縁談が壊れ長女が自殺したことは、
彼にとっては婚姻ネットワークによる家族軍団の強化に寄与する可能性のある構成員を喪失したことになる。

 それでも、加害者は、息子を軍団の一員として養成することに失敗した責任は
軍団のリーダーとしての自分にあると考え、息子を44歳まで養ってきた。
彼にとってはこれ以上の譲歩はなかった。考えられる限りの譲歩だった。
この父親は、息子の助けになろうと、コミケにつきあい売り子までしたことがあったのだ。

 なのに、息子は軍団の有能な戦士になれなかったことを謝るでもなく
反省するわけでもなく、
外界で戦うことはできなかったのに、家庭では暴力を行使した。
父親にとっては、この息子の行為は理不尽以上の理不尽であり、
言語道断に身勝手な寄生虫的搾取的行為と思えたのではないか。
 
  私には、現代の家族の問題の多くは、

家族をいまだにゲマインシャフト(癒しの場)として想定している人間の、

ゲゼルシャフト化(企業化)している家族への適応不能から生じていると思える。

       文/藤森 かよこ

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 なるほど・・・

私は勝手に納得しています…

 

ただ 一つ…

筆者の藤森かよこ氏は 何気なく

妹さんの自殺が、兄:英一郎氏に起因していると言う元次官の主張を

その言葉どおりに信じておられるようですが

私は違います

家庭を「企業」(ゲゼルシャフト)と捉えていた父親に対して

妹さんも兄同様、家庭をゲマインシャフト(癒しの共同体組織)と捉え、

ゲゼルシャフト化している父親に適応出来なかったから、

 

或いは、父親同様 家庭を「企業」と捉え

結婚出来なかった自分(戦士として失格)に失望したから、ではないか?

と思っています