海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

無学の哀しさ

末っ子 虎が家出して…

即日、お嫁さんのお父さんから、

離婚協議書には〈特別な費用を要する場合は 話し合いをすると書いてあるにも関わらず、

「養育費三万じゃ納得出来ない!<`ヘ´>

大学進学費用を全てこちらに押し付ける気か!?(; ・`д・´)

と御立腹の電話が掛かってきてから 約一ヵ月が経ちます

 

 

中卒の学歴の人が

全て猿夫のような生活、猿夫のような思考をするとは限らない、とは思いますが…

 

優秀な高学歴の人が たまたま首都圏での就職先で挫折し

故郷に舞い戻り、自分と似たような業種に就いているのを見て

猿夫は、十把一絡げに「大学なんか何の役にも立たない」と言い切ります

 

「親はなくとも子は育つ」

そう言い放って 子守りもしませんでした

 

私に口うるさく指図したのも

「叩けば叩くほど いい職人が出来るから」

と 手前勝手な解釈をしました

 

無学ゆえ、行政手続きの出来ない猿夫は

銀行マンに、年金受給の申請を全て任せ

口座に振り込まれた年金を、全額 銀行の投資信託に吸い上げられています

 

また、生命保険の入院給付金請求も出来なかった猿夫は

生保レディにすべて頼り、案の定 彼女に勧められるまま

数口もの保険に入り、月に10万を越す保険料を払い続けています

 

さて

末っ子 虎のお嫁さん、チータさんは

難関私大を卒業後、確かに首都の職場では頓挫してしまいましたが

故郷に戻った後、虎と結婚してから数年後には

コツコツ勉強を重ね

みごと、地元の優良企業に中途採用されたそうです

競争率数倍でも 彼女の高学歴が功を奏したと思われます

あと4~5年もすれば 虎の年収を軽く越すでしょう

 

虎の方は現在 高卒の学歴のまま介護職ですが

人手不足の為 残業しても、施設長の無言の圧力のもと

残業として記帳出来ない模様です

おそらくサービス残業は 一ヵ月数十時間に及ぶと思います

 

私は常々、知識は大事 と考えています

今回、チータさんのお父さんからお叱りを受け

数冊の育児書を読んで勉強しました

f:id:nanimositeinai:20201212173906j:plain

我が子三人を育てる時は、体力的にも 経済的にも余裕が無かったので

満足な子育ては出来なかったのですが

現在四歳の孫 ピューマ君には、ゆったり孫育てが出来る自信がつきました

 

今度、チータさんのお父さんから、電話なり 来訪なりがあれば

何時でも対応できます

「おとうさん、私も本当に学問は必要だと思います!

 僅か数冊ですが 育児書を読んで勉強しました

 是非、是非、ピューマ君を私に任せて下さい!」

f:id:nanimositeinai:20201214122925j:plain

 

負のエネルギー

末っ子の虎のこと…

 

数年前、長男ライオンが勤務先の所長からの誘いで

高額な自己啓発セミナーを受け始めた時

虎の中に、何か 私と似た雰囲気を感じました

当時、彼は異動となった職場に車で片道2時間かけて通勤していました

仕事は介護職です

その前の施設では早番・中番・遅番・夜勤 ありました

勤務時間は不規則でした

 

仕事だけでも疲れるのに

虎は、自己啓発セミナーのマルチ商法に呑み込まれるライオンを心配して

深夜帰りがけにでも、ライオンの職場を様子見に走る

と言うのです

そこには兄を必死で心配している姿が見えたのですが

そのさまは、私が必死で亡父の体調を心配して 夜中に

父の病室の温度調整に走っていた姿と重なっていました

 

精神的に そんな状態は好ましくありません

思い込みの激しい時です

(私は娘の統合失調症を長期間 見落としていました)

 

虎がチータさんと結婚してからは

ひたすら彼女を大事にして、私たちとは距離を置いていました

向こうの家族との交流は どうだったか 分かりませんが

チータさんと二人だけの世界を保持していた様に思います

 

そんな中で  彼女の鬱が持つエネルギー

ネガティブな思考回路が、そっくりそのまま虎に伝染して

正常な判断が出来なくなった時期があったそうです

苦情処理係りをしていた頃は

車に乗ると涙がポロポロ止まらなくなったり

時には、自殺を考えていた時期もあったそうです

鬱は移ります

 

 

今、それらを乗り越えて

私の元に戻って来てくれたこと

私の元に戻してくれたこと

ありがとう、ありがとう、と心から感謝せずにはいられません

 

 

副産物

私はこの歳になっても まだ自分で自分のことが分かりません
 
去年6月の記事「自信ない①」「自信ない②」
に引き続き・・
 
自分には人を愛する能力があるのだろうか?
まだ疑問に思っています
 
私の親友と言えば たった一人の年賀状友達だけです
 
小学校時代から…大人になっても
親しい友達は出来るのですが
なぜか 親しくなっても、心底では憎しみも同時に存在するのです
時には憎悪を感じない友人も中にはいましたが
大抵は 摩訶不思議な憎しみを感じていました
 
今回、下の本は息子 虎の離婚問題に準じて
改めて 育児について勉強しているのですが
この本の中に それとなく腑に落ちる文章がありました

f:id:nanimositeinai:20201204181849j:plain

【子供の勉強にとって、家庭での環境は大きく影響します。親が忙しかったり、イライラしたりしていると、子供に当たりがちです。子供に敵意のようなものが向いてしまう場合があります。
 家庭が敵意に満ちた環境であると、子供も学校の友達に敵意を持って接するようになります。同級生が皆、敵に見えてしまうのです。】
 
私が幼かった頃
亡き母は まさしく忙しくてイライラしていた母親でした
当時は、洗濯板で洗濯し、かまどで白飯を炊き、
薪をくべて風呂を沸かす時代でした
商家の長男の元に嫁いできた母は 
舅・姑・小姑数人に囲まれて
商売や家事、育児にきりきり舞いをしていたであろうことは想像に難くありません
 
おそらく私の記憶に無いところで
イライラをぶつけられていたのでしょう
 
友人に向けられる 根拠のない敵意は
幼い頃に根付けられたものかも分かりません