海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

記録

 ◆月◆日(月月火水木金金

 虎が、身の回り品を持って家を出る

 衣装ケースに、洗面具・衣類・仕事関係の書類・靴

当日、チータさんから海へ架電あり

虎が離婚協議書・離婚届け・養育費用算定書・その他 今後の指針

数種の書類を置いているけれど 母親の手引きがあったのではないか?

と疑っている模様

 

チータさん「朝、何かおかしな気配はしました

  虎君が一人で揃えたにしては整い過ぎている感じがして…

  離婚届けの保証人のカピバラさんとは どんな関係ですか?

  新居(共有名義)の住宅ローンが多額なんです

  この家は、キッチンも虎君の身長を考え、二人に合わせて

  設計にこだわった家なんです

  この住宅ローンさえ無ければ、、と思うんですが・・

  ピューマは『パパ、パパ』と慕って

  二人を見ていると何とも言えない いい父子なんです

  虎君がいなくなると、わたし 

  父親役もやらなければいけなくなるじゃないですか?

  ピューマは これから父親が必要となって来る歳頃なのに・・

       わたし あれから なるべくイライラしない様に努力しました

  生活費は一人減ったからと言って 

  そんなに金額が変わるわけじゃないんです」

 (約一時間の通話)

   〔その通話の中で 少し気になった点は

    わたしは、多少は自分のイライラを家族にぶつけてもいい

    と思っています

    そんな時は 後で ゴメ~ん と謝ります

     価値観が違うのだろう

    虎と海は そんな八つ当たりは論外と思ってる〕

 

当日、夜、チータさん父から架電

 「二人の離婚話しに関しては 当人達に任せて何も口出しはしない

  しかし、この離婚協議書の中身は こちらとしては納得できない

  養育費三万円は少なすぎる

  ピューマ(四歳)が大学に進学するに当たって

  その教育費、そしてその学生期間の生活費のことも

  虎君は何も考えていない

  住宅ローンも教育費も 何もかもこっちに苦労を押しつける気か!?

  それにこうも書いている

  『母も高齢になり、病気の姉も居るので力になりたい』と

  こっちはまだ妻も働いているし その母も高齢で介護が必要だ

  近日中にそちらに伺ってもいいですかね?」

 (一時間弱の通話) 

 

ちなみに 虎が一人で作った離婚協議書には

(一部抜粋)

案「養育費   

 甲(虎)は乙(チータ)に対し丙(ピューマ)の養育費として

令和3年1月から丙が成年に達する日の属する月まで、

毎月末日限り金3万円を乙の指定する口座へ振込送金の方法により支払う

 振込手数料は甲の負担とする。

 甲乙は、上記に定めるほか、丙に対し、入学や入院等、

特別な費用を要する場合は、互いに誠実に協議して分担額を定める。

上記養育費は、物価の変動その他の事情の変更に応じて甲乙協議の上増減できる。

 

◆月◆日(月月火水木金金)   

 虎、改めて話しをつけにチータさんの元に行く

 介入しないこと前提でチータさん父が立ち会う

 チータさんからの話し

 「離婚はないです

  〈養育費3万・住宅ローン半分負担〉だけでは話しになりません

  現金2500万円を用意してくれたら 離婚を考えてもいいです」

  

 

◆月◆日(月月火水木金金

  チータさんより虎の携帯にラインで

  生活費の要求15万円(生保料込み)(住宅ローン除く)

  と共に「他に浄化槽の清掃や 固定資産税など家の維持費については

  その都度 よろしくお願いします」

  (現在チータさんは時短勤務で手取り10万弱

  虎の給料は手取り19万弱、

  住宅ローンは 別途二人分合わせて約6万が虎の口座から引き落としされる

  生活費15万を渡すと、虎口座は マイナス2万強

 

◆月◆日(月月火水木金金

  虎、現金15万をチータさん留守宅に置いて来る

 

以上をノートに記録しておかなければ…

と思いつつ、まだ実行出来ていません

     ↓

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 (婚姻費用算定表 子1人 0~14歳)(養育費算定表 子1人 0~14歳)

印籠

謎が解けました

ずっと不思議だったのです、お嫁さんのチータさんの件

 

十年前、末っ子の虎が結婚する際に言ったひと言「彼女 鬱持ちなんだなァ」

聞くところによると、彼女はとある有名私大卒で

首都で就職したものの 環境に順応できずに鬱病になり、故郷に戻ってきた

しかし両親は鬱病への理解を示さなかった そうです

 

私は ただひと言「病人と暮らすのはしんどいよ」

虎は わかってる と覚悟した顔をしていました

 

若い二人が猿夫の郷で新婚生活を始めた頃

私の方は ちょうど・・

今だから分かるのですが、あの頃は介護鬱真っ最中でした

加えて、娘の統合失調症の大幅な発見の遅れ、のダブルパンチ

毎日 自責の念と焦燥感いっぱいのジリジリした日々

そんな暮らしを送っていたからこそ

 

若い二人が何年も顔を見せなくても

鬱のチータさんには その方がいい、

虎が仕事休みには 料理や洗濯、掃除を担う

そりゃチータさんが鬱なんだから その方がいい

チータさんの実家に住まう、

彼女にとっては その方が楽に違いない

結果 ここ十年でお嫁さんと会ったのは三回だけです

 

二人の生活ぶりを全然見ていなかった私は、心密かに

鬱病では出産・育児は無理かも知れない

と孫の誕生を 半ば(勝手に)あきらめていました

 

そんな心配をよそに、四年前 チータさんは無事にピューマ君を出産

事後報告でした

妊娠も何も 私は全然知らされませんでした

でも なお鬱病を信じていた私は

じゃあ、きっと軽い鬱だったんだろう

これからは育児は大変な負担になるだろう

虎はひたすら手助けしなくっちゃ

と 思いつつ…

服薬無しで妊娠・出産出来た事実は少し謎の残る一件でした

 

今年に入って 虎から離別の決意を聞き

驚きながらも 少しずつチータさんの言動を聞くことが出来ました

「彼女は我慢する事が嫌い」

「こっちが気持ちよく音楽を聴いているのに 勝手にボリュームを下げる」

「ペットの世話も今は全然しない」「寝不足になるとこっちに当たって来る」

私「学歴至上主義のお義父さんが なぜ虎くんとの結婚を許したんだろね?」

虎「あの人は言いだしたら聞かん事 を知ってるからだろう」

食後はサッと皆の食器を洗い、鍋やフライパンまで洗ってくれる

腰の軽い虎を 目の当たりにした私は

チータさんの鬱病を、今一度「適応障害」で調べてみました

 

新型うつ病】(適応障害の一種)

①比較的若年層の人に多い

②従来の(内因性)鬱病に比べて几帳面な職業人が少ない

③訴えに自己中心的な印象がある

④罪業感が薄く、責任回避行動が主体

⑤自罰・自責的よりも他罰・他責的

抑うつ感と並んで自己不全感と心的倦怠が優位

⑦パーソナリティー発達上に未熟さを認める

 

これだ! と思いました

 

従来の鬱病新型うつ病は全然異質のものです

前者は薬が効きますが 後者は薬は効きません

新型うつ病はストレスから離れるだけで治るのです

 

またしても虎の言った「彼女は鬱持ち」

それを鵜呑みにしていた私の手落ちでした

もっと 積極的に若い二人の様子を見に行くべきだったのです

おそらく そこには

〈この紋所が目に入らぬかァー!〉

鬱病を振りかざすチータさんの姿と

彼女に虐げられた虎の様子が垣間見れた筈です

 

養育費

先日の、 末っ子 虎の、お義父様からのお叱り電話は
考えさせられるものがありました
 
「虎くんが作った離婚協議書は納得できない!
養育費が月3万だと!?
孫の教育がこれから大事なのに 学費のことを全然考えていない!」
 
お義父様は 学歴重視型で お嫁さん、チータさんも高学歴です
 
考えました
 
確かに高学歴なら 将来の職業選択の巾が広がります
でも いくら学歴を積んで大企業に就職出来ても
うつ病を発症して 自死などされたら 元も子もない
 
私なりに これから どんな教育が必要か?
2~3冊の本を買って読みました(まだ一冊目です)
 
【男の子が自立する子育て】

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中・高一貫の私立進学校の校長先生が書いた本です
 
中学・高校の多感な時期の教育が、人生の土台作りとなり
「自立心」と「自律心」を育むことが重要で
大人がどのように接すればそれらが育つのか 書かれています
 
中で関心を引いたのは
限られた環境(資金・指導者の力量・自分の体力・場所の広さ など)
限られた時間の中で
いかに効率よく成果を生み出すか?
常に本人に考えさせる件でした
 
そして「生活記録」をつけさせることによって
マネージメント能力を育てる方法が書かれていました
 
そんな中、親のひと言・ふた言
「ちゃんと記録をつけてるの?」
「なんで、もっと時間を有効に使わないの?」
は足を引っ張るそうです
 
私が大いに共感出来たのは下の文章でした
 
難関大学に入ったからといって、その先の人生が保障されるわけではありません。
子供の自立心・自律心の真価が本当に問われるのは、大学に入ってから、
さらには社会人になってからです】
 
続く文章は 亡き母に読ませたかった一文です
【にもかかわらず、その大学に入る前に、
子供の自立心・自律心の芽をつんでしまうことを口にしては本末転倒です
「生活記録のつけ方が悪い」と言いながら、実は本人そのものを否定しているのです】
 
 
先手、先手を打って
アレしなさい! コレしなさい! 早くしなさい!
勉強しなさい! 宿題は!? 
 
幼少時からの 母からの叱責は
ことごとく私の芽を摘んだようです
 
さて・・しかれども・・
わたし的には まだ その先の
もっと重要なことがあるような気がします
 
社会人になって本人の能力が遺憾なく発揮できたとして・・
真価が花開いたとして・・
でも 
にもかかわらず、本人が満足感を持たなかったら どうだろう?
大事なのは 幸せを感じ取る能力
幸福感を我が物にする事じゃないだろうか?
 
と 私は考え まだまだ勉強を重ねています