海(うみ)nanimositeinai’s blog

                             父は私を「素直な子」と言う呪縛で、ひとに歯向かわない女性に育てました。私は猿夫と結婚して「あぁ この人と結婚して良かった♪」と思った事は 且て今まで一度たりともありません。現在は精神疾患を持つアラフォーの長女と 出戻り息子との三人暮らしです。夫の名言【何もしていない】

甘え上手と甘え下手

半年ほど前から居宅サービスに来てくれている、ヘルパー「お」さん

私よりも少し年上で、5~6年前にご主人を亡くし

娘さんも他家に嫁いで 今は独り暮らしだそうです

「一人はね、やはり寂しいですよ」

・・・

口には出しませんでしたが

きっと幸せな結婚生活だったんだろうな と思いました

 

熱心に掃除してくれるのはいいのですが

「カーペットが浮いてしまうので、ちょっと、(;´Д`A ```、押さえてくれますか?」

「このテーブルをなんとかこっちへ、、(;´Д`A ```」

何かと助っ人が必要な人です

 

先日、風呂場を掃除してもらっている時

「海さーん!助けて!」

行くと、システムバスの洗面器を置く台の下

カウンターエプロンが外れて 焦っている様子でした

え?

わずか80センチほどの 軽いプラスチック板が外れただけで

「助けて!」?

「ああ、後ではめておきますから、横に置いといて下さい」

軽く言いながら・・・彼女の 亡き旦那さんの助太刀ぶりが目に浮かぶ様でした

 

同時に遠い昔の猿夫の姿がよみがえります

 

おさな児 三人、寝かしつける時

絵本を読み聞かせる習慣をつけていました

同じひと部屋で、親子五人が雁首揃えて就寝します

ある夜、私は風邪の熱がひどく、肩で息をするほどのしんどさでした

まだ幼い娘の豹は、意外に頑固なところがあり

「今日はしんどいから本読みは無しよ」といっても

ギャーギャー泣いて 読み聞かせをせがみます

猿夫に協力を頼みました

ほんの少し、一ページを読むだけでいいのです

彼はみごと、「もうしんどい、しんどい」と言って断りました

 

甘え上手な人もいれば、甘え下手な人もいます

私はきっと甘え下手なのでしょう